Fitou un reve 2000

ヴィンテージが2000年の、グルナッシュ(個人的には「ガルナッチャ」のほうが親しい)、カリニャン(知らない)、シラーの3種からなる。9年近くたっていることもあって、色はややオレンジ色の赤。香りも甘いなかにも枯れたところがある。グルナッシュのやさしい口当たりのあと、ピリッとタンニンがたってくるところが、ブレンドの現れならではと感じた。

ラベルはこの3つのセパージュを3人の女に例えていて興味深い。グルナッシュが美(beaute)で、シラーが誘惑(seduction)というのはなかなかうまいなと思った。

このワインの葡萄が収穫されたころ、僕は。。。。と考えていたら、それだけの時間の経過を経たワインに、なんだか一口一口がせつなく思えてきた。