Trautwein Spatburgunder trocken 2006

大阪に出張の際には、必ず立ち寄り、おいしい心づくしの料理をいただくのが北新地の「万ん卯」。ここは僕の保育所(!)からの同級生であるTJ君が板前を長らく務める場所だ。こちらで必ずいただくのがくじらを種にしたおでんと〆針鶴。僕はこの新潟の酒を偏愛的に愛します。

そのTJ君がお店を終わった後に一緒に語り合う店として最近選ぶのが「イヴローニュ ドゥ ヴァン リエゾン」。万ん卯から徒歩すぐの場所にあるワインバーだ。こちらは、リーズナブルな値段で、ローヌや新世界などの心から楽しめるワインを出してくれる素敵な場所だ。

今回こちらで飲んだのはどれも普通なら手をださなそうながら、相変わらずおいしかった。

まずはドイツのピノ。ドイツと言えば白ワインだが、日本への輸入は赤ワインのほうが多くなってきているとマスターが教えてくれた。硬さを感じさせながらも高貴なピノノワールの香り。直前まで大量のシガリロにシングルモルトを5杯という‘荒行’を別のバーでこなしていたけれども、一気にそのやさしく、はかない香りにモードが変わった。