Marcarini Barolo la Serra 1998

gaznak2009-03-18


こちらもロンドンのBerryで、クラシックなバローロが飲みたいと言ったら薦められたもの。

葉巻の香りとベリーの香りが混然となってただよい、口に含むと、しっかりとした酸味とタンニンが同時に感じられ、そのまま長い余韻へとつながっていく。

バローロを飲むたび、バローロを飲むだけでワイン生活を単色に染めてしまってもいいように感じてしまうほどだが、このワインもその思いをより強めてくれる。慌ただしいけれどもどこか単調な日々に、このワインは世界の複雑さを希望を持って教えてくれる(それも過度に楽観的な語り口ではなく、やさしく静かに)ように思える。