Chateauneuf-du-Pape Domaine du Haut des Terres Blanches 1997

コースが手ごろな価格設定にもかかわらず、個人的には好きなベタなフランス料理の食材(フォアグラ、アワビ、オマール海老・・・)がふんだんに使われ、しかも素材の味を素直に出すかたちでの提供。こういう「まっとうな」フレンチは心から楽しむことができる。

こんな料理が出るとテンションもあがり、ワインもボトルで注文。頼んだのはシャトーヌフデュパプ。

シャトーヌフデュパプは好んで飲むワインの1つだ。グルナッシュの甘い香りと味わいを基調に、深みとスパイシーさが感じられるところが好きだ。はずれがないところはスペインワインのように安心して頼めるところもいい。どちらもグルナッシュ(ガルナッチャ)主体という点はもちろん共通しているけれども。

花のような香りと思った以上にやさしい味わいに、料理をとる手もとまり、しばしばグラスを見つめて、ワインの余韻に浸った。