Veuve Clicquot Yellow Label

小学校4年生から知っている幼なじみで、高校も一緒、その後は関東・関西方面に分かれたものの、時折会っていたHさんが、ちょうど同じ時期に地元に帰省していることがわかり、僕の出国前にということで食事をすることになった。ほぼ5年ぶりの再会だが、幼年期の面影が色濃くただよっていた。

二人が出た小学校は郡上市の八幡小学校。その近くには今は観光用に使われている旧役場があり、付近にある野崎商店という「焼きしゃぶ」の店を選んだ。野崎は一度行ったことがあったが、A5級の飛騨牛や、鹿や猪の肉を楽しむことができるので気に入っていた。

メニューを眺めたところ、なんとヴーヴクリコのイエローラベルがあった。しかも市価+1000円程度の価格設定。これはお得だと思い、5年ぶりの再会を祝して頼むこととした。

近況や昔の思い出話、またこれからのことなどをシャンパンを飲みつつあれこれ話をした。Hさんも30代だが、目の前にしていると、小学生の頃、中学生の頃、社会人の頃の面影がちらついた。シャンパンの泡のはかなさと、過ぎ去った年月の切なさはすごくシンクロしていた。