CBSワインテイスティングコース(ローヌ編)
ワインテイスティングコースはその後も、勤務先の出張と重なって行けなかったイタリア編以外はすべて参加することができ、ワインの多様なあり方を改めて鑑賞したが、久方ぶりの学生生活の忙しさ(?)にかまけて更新を怠っていた。先日(12月25日)日本でのワイン仲間のみなさんのワイン会にSkypeで参加させていただいて、全く当サイトの更新がされていないことについてお叱りの言葉を多々いただいた。少し反省したので、このコースで飲んだワインくらいは記録を残しておきたいと思う。なお、ウェブの更新日付はテイスティングを行った日に基づいている。
この会はローヌ編。「Rock & Rhone」と題した講義。タイトルのゆえんは、ローヌワインは味わい・価格面ともにボルドーなどと比べて取っ付き易いものの、多様性や相当パワフルなものも含まれていることから、70年代〜80年代のロックバンドに例えられるとする講師の独自観点からである。
Chateau Mouton Rothschild, Pauillac, 1993
重みと骨格がはっきりとしつつも、かつ舌触りが素晴らしく、上品さが兼ね備わった印象。
Chateau Chateau Gazin, Pomerol, 2006
リッチで整っており文句がない。
Chateau Calon-Segur 2nd Growth, Sant-Estephe, 2000
やわらかく、酸味と甘みを感じる。甘酸っぱい切ない印象。講師は007のボンド役でいえばダニエル・クレイグといっていたが、確かにこの酸味がクレイグのクールさを彷彿させる。
Chateau Gruaud-Larose, 2nd Growth, Saint-Julien, 1988
マグナムボトルで提供された。まさにシガーの香り。しっかりとした肉料理を食べつつ、こちらを飲んだらはまりそう。
Chateau Margaux Pavillon Rouge, Margaux, 2006
官能的な香り。香りを試すたびに恍惚としてくる。ブルゴーニュと比べてもより妖女的。
Chateau de Fieuzal, Pessac-Leognan Grand Cru Classe, 2005
とても整っており、香り・味わいともに余韻が長い。今回では個人的に気に入ったワイン。それでも$30。